• 2025/09/20
    スタッフブログ
    現代女性の美容意識は「パーツ」から「印象」へと移行している!

 かつての美容の基準は、「二重にしたい」「鼻を高くしたい」「歯を白くしたい」といった、顔の各パーツの形やサイズの改善に重きが置かれていました。これは、いわゆるパーツ整形の時代です。

 

しかし、現在の美容意識は変化しています。SNSや自撮り文化の普及により、

「写真映えするか」

「全体の雰囲気が洗練されて見えるか」

「自然で印象のよい笑顔か」

といった、「顔全体の印象」や「動き・雰囲気」を重視する傾向へとシフトしています。

 

なぜ顔の解剖学が必要なのか?

顔の印象とは、骨格・筋肉・脂肪・皮膚・表情・バランス・動きなど、

複数の要素が連動して初めて成り立つものです。

 

例えば

パーツ中心の施術で考えてみます。

・眉毛の形を変える

・唇を厚くする・薄くする       

・鼻筋を通す   

・最近のはやりでは、鼻の下を短くする(上唇短縮術)

というのが一般的な施術の目的です。

 

一方、顔の印象重視の施術では、

眉毛の形を変えるなら、 眉の動きと表情筋の連動まで考慮する

唇を厚くする・薄くするなら、唇の動き、笑顔での見え方・口角の上がり方も含める

鼻筋を通すなら、横顔ラインと顎・頬骨との調和も評価する

上唇を短くするなら、顔の下顔面のバランス(あごの先から鼻下までのバランスまで)整えるや上唇と歯の露出のバランスまで考慮する

というように考慮する部分も大きく変わってきます。

このように顔の印象レベルまで考慮し、治療を成功させるためには、顔の内部構造=解剖学の理解が不可欠なのです。